ゆりかもめが舞い、潮の香り漂う焼津港にほど近い海辺に、小粋で瀟哂な隠れ湯宿「湊のやど 汀家」が平成21年11月、誕生いたしました。
嘉永4年の創業以来培ってきたおもてなしの心はそのままに、まるで海と庭、そして建物が一体になったような風情を纏い、全てが新しくなります。新しいのに、何処か懐かしく、温かい。そんな居心地の良い宿を目指しました。憩う、浸る、食す。思いのままに焼津ならではのひとときをお過ごしいただけます。

海へのこだわり

あえて低層建築にこだわり、庭と海、そしてお部屋が一体となったような印象を感じていただける建物、
潮騒と潮の香りを感じながらご入浴をお楽しみいただける全室露天風呂付きのお部屋など、
海辺の宿ならではの風情にこだわりました。

 

宿へのこだわり

決して気取らずに、また思い立った時にご利用いただきやすい料金帯や、心触れ合うサービスなど、現代の旅館が置き忘れてきた温かみあるおもてなしにこだわりました。

地へのこだわり

焼津にまつわる客室名や、焼津ならではの豊かな海のめぐみ、山の幸、地酒など地物へのこだわり、地域と共に歩んできたこの宿の歴史や文化など、焼津という地域にこだわりました。

汀家の歴史

昭和十二年一月三日撮影

創業嘉永4年(1851年)、初代が料理屋を開いた場所からこの地へ移転して150年余幾度かの建替えを経て、他のホテルに先んじて洋式を取り入れ、やいづ黒潮温泉をひき、焼津で初めての露天風呂をつくるなど、代々が老舗の宿に新しさを加えてまいりました。

永い間「下田楼」さらに「焼津ホテル」として歴史を刻んでまいりましたが、新たに「湊のやど 汀家(みぎわや)」に生まれ変わり、2009年11月13日からリニューアルオープンいたしました。

新しい衣をまとっても、代々が大切に守り伝えてきたおもてなしの心はそのままに、「老舗の新たな歴史の一歩」をふみだしました。

「湊のやど 汀家」で心豊かな時間をお過ごしくださいませ。